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2023/8/26

嬉野流300億検討

藤井聡太竜王名人が「一本筋の通った戦法」と評価した力戦戦法、嬉野流をAIに300億局面検討させてみました。
(使用した思考エンジンはSuisho5/YaneuraOu-kai NNUE 6.50 64AVX2 TOURNAMENTです。)

今回検討した基本図

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最終的に読んだ局面数は30000003579(深さ53/37)で、評価値は-97とのこと。 マイナスに触れていますが、おおよそ振り飛車と同等の評価ですね。

読み筋

将棋界では嬉野流対策として、右銀を72→83→74と繰り出していくUFO銀戦法が有力視されているそうですが、AIの読み筋も71億ノードまでは対UFO銀の展開を予想していました。
しかし、150億ノードで対矢倉、それ以降は対雁木を予想しているようです。読みを進めている中で読み筋が大きく変わっているので、決定的な嬉野流対策は、まだまだ解明されないでしょうね。

読み筋 △7二銀(71) ▲7九角(88) △3二金(41) ▲2六歩(27) △4二銀(31) ▲2五歩(26) △4四歩(43) ▲5八金(49) △7四歩(73) ▲7六歩(77) △8六歩(85) ▲同 歩(87) △同 飛(82) ▲8七歩打 △8二飛(86) ▲6九玉(59) △6四歩(63) ▲3六歩(37) △5二金(61) ▲4八銀(39) △4三銀(42) ▲3七桂(29) △3三角(22) ▲5五歩(56) △6三銀(72) ▲8八角(79) △9四歩(93) ▲9六歩(97) △7五歩(74) ▲同 歩(76) △7三桂(81) ▲2六飛(28) △6五桂(73) ▲6八銀(57) △4一玉(51) ▲4六歩(47) △8六歩打 ▲同 歩(87) △同 飛(82)



2023/6/15

chatGPTに聞いてみた

最近、AIのchatGPTが流行ってるので、このサイトのことを聞いてみました。(LINEのAIチャットくん)

>日本の城研究記というサイトを知っていますか?
>>はい、 日本の城研究記というサイ トは知っています。 日本の城に関する様々な情報や歴史的背景、城の写真や地図などが掲載されてい ます。 城ファンにとっては非常に 興味深いサイトですね。

>なぜ知っているの?
>>私は情報を収集するためにプログ ラムされたコンピュータシステム であり、日本の歴史や文化につい ても様々な情報を持っています。 日本の城についても多くの情報を 持っているため、 そのサイトを知 っていることになります。

>日本の城研究記についてどう思 う?
>>日本の城研究に特化したサイト名 としては、とても分かりやすく且 つ専門的な印象を与える名前だと 思います。 しかし、サイトのコン テンツも専門的なものになるた め、より一般的な方向けのコンテ ンツも充実させることで、幅広い 読者層をカバーしやすくなるかも しれません。 また、イメージ的に は、日本の歴史や文化に着目し た、色鮮やかで美しい写真やイラ ストがあると良いかもしれませ ん。

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2023/5/31

最古の棋譜を解析

今日5/31は将棋の名人戦第5局(藤井聡太竜王ー渡辺明名人)が行われていますが、江戸時代では、年に一度、江戸城御黒書院で棋士が将軍の前で将棋を指すイベントがありました。徳川将軍家には将棋好きが多く、十代徳川家治は詰将棋の本を出版したこともあるそうです。

ちなみに、将棋の最古の棋譜を調べてみると、1607年に指された、先手大橋宗桂、後手本因坊算砂の対局だそうです。つまり、関ヶ原合戦の7年後、大坂の陣の7年前!
気になったので、現代の最新AIで解析してみました。
先手右四間飛車(居飛車)・後手四間飛車(振り飛車)の戦い。現代では、AIが居飛車(飛車を初期位置のままで戦うこと)を評価したことから、振り飛車(飛車を横に移動させてから戦うこと)は不利だともいわれるようになり、プロ棋士でも振り飛車党は少なくなっていますが、昔は振り飛車もよく指されていたのですね。
今回使用するAIは、Suisho5の評価関数で、探索部はYaneuraOu-kai NNUE 6.50 64AVX2 TOURNAMENT。 4thread、一手約10000000ノードで検討し、評価値を出してみました。
解析してみると、60手目までは評価値+−150位の上下はあるものの、互角の局面が続いていました。しかし、61〜65手目の先手の対応が悪かったようで、評価値-360まで後手に傾き、75手目辺りでも-259までになって後手指しやすい局面が続きます。
ですが、徐々に後手が悪手、疑問手を重ね、中終盤で先手が優勢に。 結果的に、121手目より34手の詰みが生じます。先手はそれを読んだようで、本譜はその通りに進み、133手をもって先手勝利で終局しました。
本譜では、穴熊、美濃などの現代の囲い、定跡は登場しませんでしたが、ハイレベルな戦いでした。
AI一致率は先手 47% = 32/67 後手 33% = 22/66となった。

局面



棋譜引用元
https://shogidb2.com/games/
3d4398e1c4b879a65b56e
c35eef28b1d0e0a8890

2023/1/29

相互リンク

プログラミング学習サイト、scratchで有名な、RRR-scratchさんの公式サイトと、当サイトで相互リンクを実装しました。 早速アクセスが増えてるようです。↓お城、歴史関連で相互リンクをしてくれる方はshiro@takato.stars.ne.jpまでお願いします。

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2022/12/18

お城エキスポ2022

毎年開催されるお城の祭典“城熱祭”こと、「お城EXPO 2022」。
城郭研究者の千田義博、中井均、小和田哲男、伊藤潤、三浦正幸、平山優、香川元太郎さんらによる講演、セミナーや、約80の全国の城郭関連団体のPR&物販コーナーが楽しめるイベントです。
今回はパシフィコ横浜で開催されました。城ケーキや城郭関連書籍の販売もありました。

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