日本の城は、普通に「○○城」呼ばれる場合もありますが、「○○城跡」と呼ばれる場合もあります。 その、城名の語尾につける呼び方について掲載します。 よく城は、城跡、城蹟、城址と表記されています。それらの違いを書いておく。

城跡

“城跡”は、建造物が無い城によく用いられる名称。でも、建造物が残っていても、特に違和感なければ、城跡と呼んでOKらしい。べつに、城跡の定義などは無いのです。
しかし、城跡と呼ぶと違和感がある城もあります。城跡は「昔城があった」「城があった跡」という意味なので、姫路城や松本城、名古屋城などの、天守へのイメージが強い城に用いると違和感を感じるので、そこら辺は使い分けが必要
また、江戸城は,日本の城で唯一廃城になっていない城なので、“城跡”と呼ぶのは良くない。

城蹟

日本の城は城蹟と呼ばれることもあります。城蹟と呼ぶのは自由なので、特に城蹟の定義はないです。

城址

城跡の次に一般的な名称ですが、こちらも、特に意味はありません。一応“址”には、土台という意味を持っているので、 石垣や土塁が残っている城跡に付けたら良いです。

結論

どっちでもいい。城址でも城蹟でも城跡でも、変わりはないし、特に深い意味は無いので、城名と合わせて読んで、しっくりくる呼び方が良いでしょー。 しかし、姫路城に「姫路城跡」と呼んだり、江戸城に「江戸城跡」と呼んだりするのは不自然なので、使い分けも必要